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必要水分量・蒸発水分量 計算機

体重・年齢区分・活動量から1日の必要水分量を計算。発汗・運動・発熱による追加分や不感蒸泄も同時表示。

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計算結果

基本必要水分量(活動量・発熱補正なし)2,100 ml
活動量補正後2,520 ml
不感蒸泄(呼吸+皮膚から自然喪失)900 ml
1日の必要水分量2,520 ml

※ 食事から摂る水分(約1L)と代謝水(約300ml)も含む合計値です。
※ 心・腎疾患のある方は医師の指示に従ってください。

必要水分量の計算機とは

このページの計算機は、体重・年齢区分・活動量・発熱の4つから「1日に体に入る必要のある水分の合計量」を出します。ここでいう水分量は、飲み物だけでなく食事に含まれる水分と体内でつくられる水分(代謝水)も含めた合計です。使う場面は、夏場や運動時に自分がどれくらい飲むべきかを知りたいとき、高齢の家族の飲水量を見直したいとき、子どもの発熱時に飲ませる目安を知りたいときなどです。

環境省の「熱中症環境保健マニュアル」では、穏やかな環境で普通の生活をしている場合、1日あたりの水分の摂取量と排泄量は体重70kgの人で2.5リットルとされ、汗の量はこの排泄量に含まれていないため、汗をかいたときは発汗量に見合う水分と塩分の補給が必要と説明されています。この計算機で体重70kg・成人・活動量「少ない」とすると2,450ml、「普通」で2,940mlとなり、マニュアルの目安とおおむね一致します。

計算式と手順

  1. 基本必要水分量 = 体重(kg)× 年齢区分ごとの係数(ml/kg/日)
  2. 活動量補正後 = 基本必要水分量 × 活動係数(少ない1.0/普通1.2/多い1.5)
  3. 1日の必要水分量 = 活動量補正後 × (1 + 0.15 × 平熱からの上昇℃)
  4. 不感蒸泄(参考表示)= 体重(kg)× 15ml

数値例1:体重60kg・成人・活動量「普通」・発熱なし
基本 = 60 × 35 = 2,100ml
活動量補正後 = 2,100 × 1.2 = 2,520ml
発熱なしなので 1日の必要水分量 = 2,520ml。不感蒸泄 = 60 × 15 = 900ml。
食事の水分(約1L)と代謝水(約300ml)を差し引くと、飲み物として摂る目安は約1.2Lです。

数値例2:体重60kg・成人・活動量「普通」・38.5℃の発熱(平熱36.5℃から+2℃)
活動量補正後 2,520ml × (1 + 0.15 × 2)= 2,520 × 1.3 = 3,276ml。発熱なしのときより約760ml多くなります。

体重・区分・活動量別の早見表(発熱なし)

上の式で計算した「1日の必要水分量」です(単位ml)。

体重区分基本少ない×1.0普通×1.2多い×1.5不感蒸泄
10kg乳児1,5001,5001,8002,250150
20kg幼児・小児2,0002,0002,4003,000300
50kg成人1,7501,7502,1002,625750
60kg成人2,1002,1002,5203,150900
70kg成人2,4502,4502,9403,6751,050
50kg高齢者1,5001,5001,8002,250750
60kg高齢者1,8001,8002,1602,700900

体の中の水分と失われ方

環境省のマニュアルによると、体に含まれる水分の割合はおよそ体重の50〜80%で、新生児80%、乳児70%、幼児65%、成人男性60%、成人女性55%、高齢者50〜55%と、年齢とともに少なくなります。乳児の係数が150ml/kgと成人の4倍以上なのは、体重あたりの水分量が多く、入れ替わりも速いためです。水分は食事・飲み水・代謝水で摂取され、尿・便・汗・呼気などから排泄されます。体重の2%程度の水分が失われると運動能力や集中力に影響が出はじめるとされ、のどの渇きを感じる前にこまめに補給することが勧められています。

よくある間違い・注意点

  • 計算結果を「飲む量」と勘違いする:結果は食事の水分(約1L)と代謝水(約300ml)を含む合計です。飲み物として摂る量は結果から約1.3Lを引いた値が目安になります。
  • 発熱の欄に体温そのものを入れる:入力するのは「平熱からの上昇分」です。38.5℃なら「2」(平熱36.5℃の場合)です。38.5と入れると必要量が約6.8倍に膨らみます。
  • 汗の分は別に足す:計算機の活動係数は日常の活動量の違いを大まかに補正するものです。運動や暑い場所での作業で大量に汗をかいたときは、環境省のマニュアルにあるとおり発汗量に見合う水分と塩分を別途補給してください。運動前後の体重差が発汗量の目安になります。
  • 心臓・腎臓の病気がある人は多く飲めばよいわけではない:水分制限が必要な場合があります。この計算機の値ではなく、主治医の指示を優先してください。
  • コーヒー・お茶・アルコールを水分量に数える:利尿作用があるため、同じ量の水と同じには扱えません。水・麦茶・経口補水液などを中心に数えてください。

関連する計算機

年齢別の必要水分量(体重1kgあたり/日)

  • 乳児(〜1歳):150 ml/kg
  • 幼児・小児:100 ml/kg
  • 成人:35 ml/kg
  • 高齢者:30 ml/kg(腎機能低下のため少なめ)

不感蒸泄

意識せずに呼吸・皮膚から失われる水分。成人で1日約700〜900ml(体重×15ml目安)。発熱・暑熱環境で増加します。

よくある質問

飲み物だけで全量飲む?

食事に含まれる水分(約1L)と体内で作られる代謝水(約300ml)があるので、実際に飲む量は必要量から約1.3L少なくなります。

運動時の追加水分は?

運動1時間あたり500〜1000ml追加が目安。激しい運動・暑熱では更に多く必要です。

発熱時はどれくらい増える?

体温が1℃上がるごとに約15%水分需要が増えます。本ツールはこれを自動で加算します。

高齢者で気をつけることは?

高齢者は口渇感が鈍くなりやすく、心・腎機能も低下しがち。少量ずつこまめに飲むことが推奨されます。

子どもは体重が軽いのに必要量が多いのはなぜ?

乳児は体重の約70%、幼児は約65%が水分で、成人(男性60%・女性55%)より割合が高く、体重あたりの水分の入れ替わりも速いためです。この計算機では乳児150ml/kg、幼児・小児100ml/kgと成人の3〜4倍の係数を使っています。体重10kgの乳児なら1日1,500mlで、これは母乳・ミルク・離乳食に含まれる水分を合わせた量です。

1日2リットル飲めばよいと聞きましたが本当ですか?

体重によって変わります。成人で活動量「普通」なら、50kgで2,100ml、60kgで2,520ml、70kgで2,940mlが飲食物すべてを含む目安で、食事分の約1.3Lを引くと飲み物は0.8〜1.6L程度になります。「2L」は一つの目安であって、体重が軽い人や高齢者には多すぎることもあります。

暑い日や運動の日はどれくらい増やせばよい?

活動量を「多い(激しい運動・暑熱環境)×1.5」にすると、60kg成人で3,150mlになります。さらに大量に汗をかいた場合は、運動前後の体重差(1kg減ならおよそ1L)を目安に、水分と一緒に塩分も補給してください。体重の2%を超えて減らないように飲むのが目安です。

出典・参考

最終更新日: 2026年9月21日