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日本のインフレ率 計算機(CPI)

総務省統計局の消費者物価指数(CPI・2020年=100)を用いて、過去の金額が現在いくらに相当するかを換算します。

入力

計算結果

1990年のCPI89.6
2024年のCPI108.5
経過年数34年
累計物価変動率21.09 %
年率換算(複利)0.565 %

1990年の10,000円は、2024年の購買力で…

換算後の金額12,109 円

※ 開始年→終了年が小さい場合(時を遡る)は、現在の金額が過去の購買力でいくらに相当するかを表します。

インフレ率とCPIについて

消費者物価指数(CPI: Consumer Price Index)は、家計の購入する財・サービス全般の価格変動を測定する代表的な指標です。総務省統計局が毎月公表しています。

計算式

換算金額 = 元金額 × (終了年CPI ÷ 開始年CPI)
累計変動率 = (終了年CPI − 開始年CPI) ÷ 開始年CPI × 100
年率(複利) = (終了年CPI ÷ 開始年CPI)1/n − 1

日本のインフレ史

  • 1973-74年:第1次オイルショックで「狂乱物価」、年率23%超
  • 1980年代後半:バブル期だが物価は比較的安定(年1-3%)
  • 1990年代後半〜2010年代前半:デフレ局面(CPI低下傾向)
  • 2022年〜:エネルギー・食料品中心の輸入インフレ(年3%前後)

このページの使いどころ

「1990年の1万円は今のいくらに当たるか」のように、過去の金額を別の年の物価水準に置き換えるための計算機です。昔の給料や物の値段を今の感覚で捉え直す、長く持っている預金がどれだけ目減りしたかを見る、将来の目標額を物価上昇込みで見積もる、といった場面で使えます。給与に特化した比較(現在の年収と並べて乖離率を出す)は給与のインフレ調整計算機、将来の物価を「年率○%」の仮定で伸ばす計算は終価係数計算機が向いています。

計算手順と数値例

例1:1990年の1万円を2024年の物価に換算(初期値)
① 1990年のCPI 89.6、2024年のCPI 108.5 を表から取り出す
② 換算金額:10,000 × 108.5 ÷ 89.6 = 12,109円
③ 累計変動率:(108.5 − 89.6) ÷ 89.6 × 100 = 21.09%
④ 年率換算:(108.5 ÷ 89.6)1/34 − 1 = 0.565%(34年間の複利平均)

例2:1970年の1万円を2024年に換算
CPI は 31.5 → 108.5。換算金額 34,444円、累計 244.44%、年率 2.317%。1970年代前半の物価上昇が大きく効いています。

例3:2020年の1万円を2025年に換算
CPI は 100.0 → 111.9。換算金額 11,190円、累計 11.9%、年率 2.274%。わずか5年で例1(34年間)の半分以上の上昇幅になっており、近年の物価上昇の速さが分かります。

早見表:過去の1万円は2025年のいくらか

開始年(CPI)2025年換算額累計変動率年率換算
1970年(31.5)35,524円255.24%2.332%
1980年(73.5)15,224円52.24%0.938%
1990年(89.6)12,489円24.89%0.637%
2000年(97.3)11,501円15.01%0.561%
2010年(94.8)11,804円18.04%1.112%
2015年(98.2)11,395円13.95%1.315%
2020年(100.0)11,190円11.90%2.274%
2022年(102.3)10,938円9.38%3.035%

2025年のCPI(総合・年平均・2020年基準)は 111.9。2000年より2010年のほうが換算額が大きいのは、2000年代にCPIが下がった(デフレ)ためです。

最新の公表値

総務省統計局の公表によると、2025年平均の消費者物価指数(2020年=100)は総合指数 111.9 で前年比 3.2%上昇、生鮮食品を除く総合は 3.1%上昇、生鮮食品及びエネルギーを除く総合は 3.0%上昇でした。本計算機の表からそのまま計算すると 111.9 ÷ 108.5 − 1 = 3.13% となり、公表値とわずかに異なります。統計局は四捨五入前の指数で前年比を計算するためで、本計算機の年率は小数第1位程度の目安として読んでください。

よくある間違い・注意点

  • 「今の1万円は昔のいくら」は逆方向に入力する:2024年の1万円が1990年のいくらに当たるかは、開始年2024・終了年1990 と入れれば 10,000 × 89.6 ÷ 108.5 = 8,258円と出ます。
  • 年平均どうしの比較:1月と12月で物価が大きく動いた年でも、年平均の1つの値で代表しています。月単位の厳密な換算には統計局の月次データが必要です。
  • 自分の生活実感とはずれることがある:CPIは家計全体の平均的な買い物かごで計算した指数で、持家の帰属家賃も含みます。食料品やエネルギーの比重が大きい家計では、体感の上昇率のほうが高くなりがちです。
  • 賃金や金利の上昇は含まれない:出てくるのは「同じ物を買うのに必要な金額」だけです。給与が物価に追いついているかは給与のインフレ調整計算機で確認してください。
  • 将来の年は入力できない:2026年以降は指数が確定していないため選べません。将来の見積もりは想定する年率を決めて終価係数計算機で伸ばします。

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よくある質問

どの指数を使っていますか?

総務省統計局「消費者物価指数(CPI)」の総合指数(生鮮食品を含む)の年平均・2020年基準を使用しています。

月別の精密な計算はできますか?

本ツールは年平均ベースです。月別CPIで精密に計算したい場合は統計局の公式データを直接ご参照ください。

2025年以降のデータは?

本ツール作成時点で取得可能な最新値までです。最新の月次速報は統計局公式サイトをご確認ください。

コアCPI・コアコアCPIとの違い

本ツールは『総合指数』を使用。コアCPI(生鮮食品除く)は日銀が物価安定目標で参照、コアコアCPI(生鮮食品・エネルギー除く)は基調的物価動向の判断に使われます。

預金100万円の実質的な価値はどれだけ減りましたか?

2020年に預けた100万円を2025年の物価で見ると、100万円 × 100.0 ÷ 111.9 = 893,655円分の購買力しかありません。名目の金額は変わらなくても、物価上昇分(累計11.9%)だけ買える量が減った計算です。開始年に2025年、終了年に2020年を入れると同じ値が出ます。

計算機の年率と統計局の前年比が少し違うのはなぜ?

統計局は四捨五入前の指数で前年比を計算し、本計算機は小数第1位まで丸めた年平均指数を使うためです。2025年の総合指数の前年比は公表値3.2%に対し、本計算機の表では3.13%になります。

消費税率の引き上げは反映されていますか?

はい。CPIは消費税込みの店頭価格をもとに作成されるため、税率が上がった年はその分も物価上昇として指数に含まれています。給与や預金の実質価値を考えるときは、増税分も含めて購買力が下がったものとして扱います。

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出典・参考

最終更新日: 2026年9月21日