退職金の年金化 計算機
退職金を年金として有期で受け取る場合の年間受取額をシミュレーション。給付利率と受取期間から年金現価係数で計算。
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計算結果
年間受取額
1,164,914 円/年
月額 97,076 円
退職金の年金化とは
退職金を一時金として受け取らずに、定期的な年金として受け取る制度です。企業年金(確定給付企業年金、確定拠出年金)や退職金の年金払い制度を利用して、生涯または一定期間の年金として受け取れます。
計算式
年金現価係数 = (1 − (1+r)^(-n)) / r
年金現価係数とは「毎年1円をn年間受け取るために、利率rで運用しながら今いくら用意すればよいか」を表す数字です。退職金(元本)をこの係数で割ると、元本と運用益をちょうどn年で使い切る年間受取額が求まります。r は給付利率を100で割った値(1.5%なら0.015)、n は受取終了年齢 − 受取開始年齢です。本ツールは年払い・期末払いの前提で、年間受取額を円未満切り捨て、月額はさらに÷12の円未満切り捨てで表示します。
計算の手順と具体例
①退職金額(年金化にまわす元本)を入れる → ②企業年金の規約に書かれた給付利率(予定利率)を入れる → ③受取開始年齢と終了年齢を入れる → ④年金現価係数を計算し、退職金 ÷ 係数 が年間受取額です。
- 例1:2,000万円・給付利率1.5%・60歳から80歳まで(20年):係数 = (1 − 1.015^(−20)) ÷ 0.015 = 17.1686。年間受取額 = 20,000,000円 ÷ 17.1686 = 1,164,914円(月額97,076円)。20年の受取総額は23,298,280円で、元本より3,298,280円多く受け取れます。
- 例2:同じ2,000万円を10年(60〜70歳)で受け取る:係数 = 9.2222、年間受取額 = 2,168,683円(月額180,723円)。受取総額21,686,830円で運用益は1,686,830円。期間を半分にすると年額は約1.86倍になりますが、運用益は約半分になります。
給付利率・受取期間別 早見表(退職金2,000万円の場合)
| 給付利率 | 受取期間 | 年金現価係数 | 年間受取額 | 月額換算 | 受取総額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0% | 20年 | 20.0000 | 1,000,000円 | 83,333円 | 20,000,000円 |
| 1.0% | 20年 | 18.0456 | 1,108,306円 | 92,358円 | 22,166,120円 |
| 1.5% | 20年 | 17.1686 | 1,164,914円 | 97,076円 | 23,298,280円 |
| 2.5% | 20年 | 15.5892 | 1,282,942円 | 106,911円 | 25,658,840円 |
| 1.5% | 10年 | 9.2222 | 2,168,683円 | 180,723円 | 21,686,830円 |
| 1.5% | 15年 | 13.3432 | 1,498,887円 | 124,907円 | 22,483,305円 |
| 2.0% | 25年 | 19.5235 | 1,024,408円 | 85,367円 | 25,610,200円 |
※ 係数は小数第4位まで表示。年間受取額は退職金÷係数の円未満切り捨てで、受取総額は年間受取額×年数です。退職金が1,000万円なら各行の金額は半分、3,000万円なら1.5倍になります(例:1.5%・20年で1,000万円なら582,457円/年)。
年金受取と一時金受取の税金のちがい
年金で受け取ると「公的年金等の雑所得」になり、老齢基礎年金・老齢厚生年金と合算したうえで公的年金等控除が引かれます。国税庁の速算表(公的年金等以外の所得が1,000万円以下の場合)では、65歳以上は公的年金等の収入が110万円以下、65歳未満は60万円以下なら雑所得は0円です。例1の年金1,164,914円を65歳以上で受け取り、ほかに老齢基礎年金831,700円がある場合、公的年金等の収入合計は1,996,614円で、雑所得は 1,996,614円 − 1,100,000円 = 896,614円になります。
一方、一時金で受け取ると「退職所得」になり、退職所得控除(勤続20年超なら800万円+70万円×(勤続年数−20年))を引いた残りの2分の1にだけ課税されます。勤続30年で2,000万円を一時金で受け取る場合、控除は1,500万円、課税対象は250万円で、所得税・住民税の合計は405,702円です。どちらが有利かは、公的年金の額・受取期間・ほかの所得で変わります。投資判断・受取方法の選択はご自身でご確認ください。
一時金 vs 年金 の選び方
- 税制面では一時金有利:退職所得控除と1/2課税の優遇により、一時金の方が税負担が軽い傾向。
- 運用に自信があるなら一時金:一時金で受け取り、自分でNISA等で運用する選択肢も。
- 計画的支出には年金有利:浪費リスクを避け、安定収入として受け取りたい場合は年金。
- 給付利率と外部運用利回りの比較:給付利率が1%未満なら、一時金で受け取ってインデックス投資の方が有利な可能性。
よくある質問(FAQ)
Q. 給付利率はどう決まる?
Q. 年金受取の税金はどうなる?
Q. 年金で受け取ると総額が元本より増えるのはなぜですか?
Q. 月払いの企業年金でも、この計算機の結果と合いますか?
Q. 一部を一時金、残りを年金にすることはできますか?
Q. 入力データはどこに保存?
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⚠ 出典・注意
出典: 厚生労働省「企業年金制度」、国税庁「公的年金等の課税関係」、国税庁「高齢者と税(年金と税)」、国税庁「No.1420 退職金を受け取ったとき」。 本ツールは年金現価係数による試算値です。実際の制度・受給額は加入する企業年金の規約をご確認ください。
最終更新日: 2026年9月21日