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債券価格と利回り 早見表

表面利率・残存年数を固定し、購入価格の範囲で最終利回り・直接利回りを一覧表示する早見表。

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早見表(最大200行)

購入価格(円)最終利回り(%)直接利回り(%)償還差損益
90.003.3331.111+10.00
91.003.0771.099+9.00
92.002.8261.087+8.00
93.002.5811.075+7.00
94.002.3401.064+6.00
95.002.1051.053+5.00
96.001.8751.042+4.00
97.001.6491.031+3.00
98.001.4291.020+2.00
99.001.2121.010+1.00
100.001.0001.0000.00
101.000.7920.990-1.00
102.000.5880.980-2.00
103.000.3880.971-3.00
104.000.1920.962-4.00
105.000.0000.952-5.00
106.00-0.1890.943-6.00
107.00-0.3740.935-7.00
108.00-0.5560.926-8.00
109.00-0.7340.917-9.00
110.00-0.9090.909-10.00

※ 単利方式の最終利回り。償還差損益=償還価格−購入価格(+:益、−:損)。

早見表の使い方

既発債を購入する際、市場価格の変動による最終利回りの変化を一覧で把握できます。同じクーポン・残存年数でも、購入価格が安いほど最終利回りは高くなります。

計算式

最終利回り(%) = ( クーポン + (償還価格 − 購入価格) ÷ 残存年数 ) ÷ 購入価格 × 100

市場での価格と利回りの関係

  • 価格上昇 → 利回り低下
  • 価格下落 → 利回り上昇
  • 金利上昇局面では既発債の価格が下落する(債券価格と金利は逆相関)

この早見表で分かること・使いどき

債券の最終利回り 計算機が1つの価格に対して利回りを出すのに対し、この早見表は「表面利率と残存年数を固定して、購入価格を90円から110円まで1円刻みで動かしたら利回りはどう変わるか」を一覧にします。証券会社の既発債一覧で単価が日々変わるとき、「あと何円下がれば利回り1.5%に届くか」といった逆引きに使えます。刻み幅を 0.5 や 0.1 にすれば細かい単価にも対応でき、最大200行まで表示します。

表の読み方と数値例

初期値(表面利率 1.0%、残存 5年、償還価格 100円)の表から、購入価格 98円の行を手計算で確かめます。

  1. 償還差益 = 100 − 98 = +2.00円(表の右端「償還差損益」の列)
  2. 年あたりの償還差益 = 2.00 ÷ 5年 = 0.4円
  3. 最終利回り = (1.0 + 0.4) ÷ 98 × 100 = 1.429%
  4. 直接利回り = 1.0 ÷ 98 × 100 = 1.020%

同じ条件で 105円の行を見ると、償還差損は −5.00円、年あたり −1.0円で、クーポンの 1.0円と相殺されて最終利回りは 0.000%になります。これより高い価格で買うと、満期まで持っても元本の一部を失う計算です。

代表的な価格での値(表面利率 1.0%・残存 5年)

購入価格(円)最終利回り(%)直接利回り(%)償還差損益(円)
903.3331.111+10.00
952.1051.053+5.00
981.4291.020+2.00
1001.0001.0000.00
1020.5880.980−2.00
1050.0000.952−5.00
110−0.9090.909−10.00

価格が2円下がるごとに最終利回りはおよそ0.4ポイント上がります。直接利回りは償還差損益を含まないため変化が緩やかで、価格が額面を下回るほど「最終利回り > 直接利回り」の差が開きます。残存年数を変えると差の開き方も変わり、同じ98円でも残存2年なら最終利回り 2.041%、10年なら 1.224%です。

逆引き:目標利回りに届く購入価格を求める

表を上から追う代わりに、式を購入価格について解くと「利回り y%にするには何円で買えばよいか」が直接分かります。償還価格100円なら次の式です。

購入価格 = ( クーポン + 100 ÷ 残存年数 ) ÷ ( y ÷ 100 + 1 ÷ 残存年数 )

表面利率 1.0%・残存 5年で目標利回り 1.5%なら、(1.0 + 20) ÷ (0.015 + 0.2) = 21 ÷ 0.215 = 97.674円。この価格を最終利回りの式に戻すと (1.0 + 0.4652) ÷ 97.674 × 100 = 1.500%で一致します。同様に、目標 2.0%なら 95.455円、3.0%なら 91.304円、逆に 0.5%でよければ 102.439円まで払えます。早見表で「利回りが目標を超える最初の行」を探すのと同じ答えになるので、刻み幅を細かくせずに境目の価格を知りたいときに便利です。

ゼロクーポン債の行の見方

表面利率に 0 を入れると、利子のないゼロクーポン債(割引債)の表になります。収益は購入価格と償還価格の差だけなので、直接利回りの列はすべて 0.000%、最終利回りは (100 − 購入価格) ÷ 残存年数 ÷ 購入価格 × 100 です。残存 5年・95円なら 5 ÷ 5 ÷ 95 × 100 = 1.053%。額面より高い価格の行は必ずマイナスになります。

よくある間違い・注意点

  • 表の値は単利・税引き前:日本の債券市場の慣行に合わせた単利表示です。証券会社の画面が複利利回りや税引き後利回りを表示している場合、同じ単価でも数字は一致しません。
  • 「刻み幅」を小さくしすぎない:範囲20円を刻み0.01円で表示しようとすると2,000行になり、200行の上限で途中までしか表示されません。範囲を狭めるか刻みを0.1円以上にしてください。
  • 償還価格は通常100円:額面100円で償還される一般的な債券なら「100」のままで構いません。仕組債など償還条件が特殊な商品にはこの表は使えません。
  • 経過利子は別:既発債の購入時には単価とは別に経過利子を支払います。表の利回りには含まれません。
  • マイナス行の意味:最終利回りがマイナスの行は、満期まで持つと損失になる価格帯を示します。買う前にその境目(利回り0%の価格)を確認してください。

債券には発行体の信用リスクや途中売却時の価格変動リスクがあります。本ページの表は参考情報であり、投資判断はご自身の責任で行ってください。

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よくある質問

表の行数に上限はある?

200行までに制限しています。価格範囲・刻み幅を調整してください。

アンダーパー・オーバーパーとは?

アンダーパー:購入価格<額面(割安・利回り高)。オーバーパー:購入価格>額面(割高・利回り低)。

クーポン0%の場合は?

ゼロクーポン債として計算可能。最終利回りは購入価格と償還価格の差のみが収益となります。

最終利回りが0%やマイナスになる行があるのはなぜ?

購入価格が額面を上回ると、満期に受け取る100円との差額が損失になります。表面利率1.0%・残存5年なら105円で年あたりの償還差損(−1.0円)がクーポン(1.0円)と相殺されて0%、110円では−0.909%です。この境目より高い価格で買うと満期まで持っても損失になります。

表の値と証券会社の表示利回りが違うのはなぜ?

本表は単利・税引き前・経過利子なしの値です。証券会社によっては複利利回りや税引き後利回りを表示しているほか、残存期間を日割りで計算しているため、小数第2位以下でずれることがあります。同じ条件で比べたいときは残存年数を小数(例:3.5)で入力してください。

表面利率や残存年数を変えるとどう見比べればいい?

片方の条件を変えた表を順に表示し、同じ購入価格の行を見比べます。同じ98円でも残存2年なら2.041%、5年なら1.429%、10年なら1.224%と、残存が短いほど償還差益の効き方が大きくなります。

出典・参考

最終更新日: 2026年9月21日